「大石が聞く」の医療イベントで専門家に聞いた「コロナ禍の今後」

【CBCホール 2023年12月3日】
2023年12月3日、CBCテレビでは「大石が聞く」の医療イベントを開催。
医師やウイルス学の研究者3人を招き、コロナ禍の今後を考えました。

(京都大学医生物学研究所 宮沢孝幸准教授)
「このウイルスが出た時から、世の中の動きがおかしい。ウイルス学を無視した政策が取られた。ロックダウンに近いことをした。そんなものはナンセンスだと言っていた」

5類になってから国は詳しい感染者数を公表していませんが、厚生労働省のデータを元に、第8波と2023年5月以降を比べると第9波とも言える山が。感染拡大はまだ繰り返されているのです。

(産婦人科 丸田佳奈医師)
「重症化しやすい人っていうのはいまだに変わっていません。オミクロンになってから重症化しにくくはなってますけども、まだまだハイリスクの人たちにとっては怖い病気」

(名古屋大学医学部附属病院 山本尚範医師)
「アメリカのデータを見ると、アメリカの全人口の15%の人がコロナの後遺症を経験し、1.5%の人は後遺症によって、今ほとんど生活がままならない状況になっている」
「ここはどういうふうに対応していけばいいかということは、きちっと見ていく必要がある」

今後、より病原性の強い変異株が出現しない保証はありません。国による「コロナ対策の総括」が求められています。

2023年12月7日放送 CBCテレビ「チャント!」より