「値上げで、買えないものが多すぎます」

 困窮家庭では具体的にどのような影響が出ているのでしょうか。昨年と比べた日々の食事の変化では、「外食を減らした」という家庭がもっとも多く74%。「おやつを減らした」が63%、「肉・魚を減らした」が61%となっており、育ち盛りの子どもにとっては厳しい現状があるようです。また7割の保護者が食事の回数を減らしています。

「給料もあがることなく、子どもは成長し食欲も増す中、十分に食べさせてあげることができていない。下の子は極度の貧血になってしまいました。運動制限もかけられました。」
 
「お肉や野菜、調味料など色々な物が値上げしていて、買えないものが多すぎます。子どもに食べさせるために自分の食べる分を減らしています」

 燃料の値上げも冬の暮らしに影響しています。

「これから寒い季節になるのに灯油やガス代が高くて、週に一度くらいしかお風呂を沸かすことが出来ないです。暖かい毛布や布団も欲しいです。」

「私一人なら暖房等は我慢しますが、子どもたちに何枚も重ね着をさせて寒い思いをさせるのは切ないので、ガソリンや灯油、電気代などの価格が本当に下がって欲しいです。」