中国は“1回のテストで人生が決まる”ほどの超競争社会?

リュウさん
「結果は合格しました」

第一志望の大学に合格。2024年3月から、関西で新たな生活が始まります。

リュウさん
「本当に夢のような感じです。良い大学に合格しましたので、輝く人生が待っていると思います。ワクワクが止まらないです」

山本恵里伽キャスター:
いい笑顔ですね。ガチ中華おいしそうだな、行きたいななんて思ってVTRを見ていたら、まさか中国の競争社会につながるとは思いもしなかったです。

喜入キャスター:
意外なつながりでしたね。

取材していて思いましたが、中国の超競争社会を表す、こんな言葉があるんです。「一考定終身」、1回のテストで人生が決まる。ただ、それでも人口が多いので、行きたい大学にはなかなか行けないという状況。

さらに大学に入ったとしても、今経済が低迷しているという状況で、こんなデータがあります。不景気の影響で、都市部の16~24歳の若者の失業率が、2023年6月は21.3%となっているんですよね。

実際に話を聞いた中国人留学生は「中国は失業率が高いので日本で就職したい」「良い大学に入っても就職競争が激しい。でも日本ではそんなに激しくないと思う」と話していました。ちょっと窮屈な中国から逃れてくる人が多いんだな、というのを肌で感じました。

山本キャスター:
日本に来てくれるのは嬉しいと思う反面、私たちも頑張らないと、日本の学生たちも危機感を抱かないといけないなと感じますね。