露地栽培できるのは“沖縄だけ” コーヒーの木には弱点も

生産量を確保するため、世界的に栽培地の拡大が急ピッチで進んでいます。
沖縄でも生産量を増やしたいところですが、コーヒーの木にはある弱点が…
又吉コーヒー園 又吉拓之 社長
「台風でがっつりやられたのが、このコーヒー(の木)ですね」
2023年8月の台風で、根元からなぎ倒され、枯れてしまった木。
色づくことはありませんでした。

又吉コーヒー園 又吉拓之 社長
「ことしは相当(台風で)やられたので、台風ってこういう感じよねと、(沖縄での)コーヒー栽培の難しさを痛感」
既に大手食品企業も沖縄に目をつけていました。

ネスレ日本 一色康平さん
「日本で唯一の亜熱帯。露地栽培できるのは“沖縄だけ”。これから世界でのスタンダードになっていく可能性も大いにある」
さらに、今後の気候変動も見据えています。
ネスレ日本 一色康平さん
「他のコーヒー生産国で同じような極端な高温や塩害、台風が起こる可能性もあるので、沖縄でコーヒーを栽培した知見が活きてくる」
1本の木から収穫できる量が少ない沖縄のコーヒー。

高柳キャスター
「ちょうど一杯分くらいですね。収穫できました」
商品化には、まだまだ時間がかかるといいます。
又吉コーヒー園 又吉拓之 社長
「気候変動していったとしても、沖縄でのコーヒー栽培は続けていける可能性は高い。上手くいったときには、多くの人に手にとってもらいたい」