「まだ推測がついていない次の波に備えたい」
この現状を大阪府の新型コロナウイルス対策のキーパーソンである大阪府健康医療部の藤井睦子部長はどう見ているのでしょうか。6月8日に話を聞きました。
(大阪府健康医療部 藤井睦子部長)
「(Q宿泊療養施設の状況は?)1波から5波までは総感染者の30%以上の方が実は宿泊療養施設に入られているんです。ところが第6波では、全体の感染者が80万人近く出ましたが、ホテルに入られた方はトータルの中で6%程度」
大阪府が確保した部屋数は、第5波時の約4000室から、第6波時には約1万1000室に増えました。一方で使用率のピークは、部屋数が少なかった去年8月13日の第5波時に61.2%となりましたが、第6波の今年4月の平均は16.8%。さらに最新の数字、6月23日は5.6%とほとんど使われていません。
(大阪府健康医療部 藤井睦子部長)
「(Q今の状況で1万1000室の確保は必要?)若干は確保数を減らそうという計画ですが、1万室程度は持って、どういう波になるかわからない、まだ推測がついていない次の波に備えたいというのが大阪府の考え方です。(Q契約解除した場合は感染拡大した時に再確保するのは難しい?)新規でホテルを宿泊療養施設にするためには概ね2か月半程度の期間が必要になります」