“信念を持って発言しているから撤回はしない” 市長の真意とは

批判が高まる中、小椋市長が真意を改めて説明しました。

小椋市長:
「これ(不登校の原因)を親の責任にする、なんてことは私は全く思っていません。普通教育を受けさせる国民の義務がある、ということを考えると、学校に行かせるアクションは本当に親にしか起こせない。親に責任“も”あるだろうという意味で『大半は親の責任だ』という舌足らずの言葉になっちゃったんですよ」

――『不適切だ』とは思っていないですか?今でも

不適切とは思ってません。私は制度について大変な問題があると」

――やっぱりみんな「おかしい」と思っている人が多いわけですよ

「分かりますよ…」

――素直に謝ったら良いじゃないですか

「だから、謝ると言ってるじゃないですか。私の言葉でダメージを受けた人については」

――それは不適切な発言だったから謝るんでしょう?

「そうですよ」

――不適切な発言があったということでよろしいですね?

「結構です。腹くくりました」

謝罪したうえで「発言が不適切だった」と認めた市長。しかし…。

小椋市長:
撤回してなんの効果があるんですか?言いますけど。私は信念を持って発言しているわけですから、そこのところわかっていただきたい」

“信念を持って発言しているから撤回はしない”。市長が突き通したのは「制度設計への批判」でした。

小椋市長:
「文科省の制度設計の甘さなんですよ。たとえば枠組みを決める、フリースクールを運営するにあたっての基準を決める、カリキュラムを決める。そういったこともないまま、現状のままで支援するということに対してやはり私は抵抗を覚えたわけで」

――市長はフリースクールの現場に行かれたことは?

「フリースクールはありません。現状、東近江市にはフリースクールを運営していらっしゃるところはないので……あっ…2つあるって。教育委員会。これは私の勉強不足・認識不足。すみません」