母・エディエさん「日本に送り出した決断は間違っていなかった」

ファジリャさん
「世界の状況は変えられないけど、自分の人生は変えられる。自分たちの将来、明るい将来への道を自分で進めることができます」
帰国後、ファジリャさんは、これまでオンラインで通っていたキーウの大学に通い建築を学びます。マリアさんは料理を学ぶためスイスの大学へ進学します。

ファジリャさん
「大学の雰囲気を感じたい。たくさんの人が大学は人生の中で、本当に楽しい時間だったと言うから」
マリアさん
「将来、私たちが料理や建築で世界の国、特にウクライナで貢献できたらいいなと思う」
ファジリャさん
「きっと妹は自分のレストランをオープンさせて、それがすごくいいレストランで、いろんな国の人が、そのレストランに訪れるかもしれなくて、そうすれば、その人たちがウクライナを回ることになって、すごくきれいな国だと感じてくれるかもしれないし」
ーー「美味しい料理を食べて人を幸せにするのね」

家族が戻るのは、まだ戦争が終わっていないふるさとです。
ーー怖くない?
ファジリャさん(うなずく)
母のエディエさんは、2人の姿を見ると「日本に送り出した決断は間違っていなかった」と話しました。
3人は、エディエさんの仕事の都合で東ヨーロッパで過ごしたあと、10月20日にキーウの自宅に帰ります。