
植田麻緒さん:
「私も実は実家がリンゴ農家で私たちもゆくゆくは継いでと思っているんですけど、継ぐってなった時に将来的な部分、リンゴが作りづらくなっていると言われて、将来稼いでいけるのかなとなった時に、私はカフェをやっていてケーキを作るのも得意だし、だったらそれを生かしてリンゴの価値自体を私があげてしまおうと取り組んでいる」
手間暇かけて作ったリンゴを無駄にせず、新たな価値をつけて消費者に届けられることを坂口さんはありがたく感じています。

坂口さん:
「規格を統一するという部分では見た目がまず第一。(リンゴを)作っていく中で自然相手なのでロス分になるリンゴは出てくる。それを活用してもらえるのはすごく助かります」
リンゴは傷んでいるところをくり抜いて汚れを落としたら、鍋に並べていきます。
リンゴの甘さを最大限生かすため、砂糖などは一切使わず、およそ3日間かけて火入れをして甘さを凝縮させます。
植田さん:
「これが3日間煮込んだリンゴです」

甘みが凝縮されたリンゴの上に、スポンジ生地とタルト生地を加え、およそ2時間オーブンで焼きます。