暑さも一服し、ようやく「収穫の秋」を迎えた長野県内ですが、春先の凍霜害や猛暑により廃棄するリンゴが増えているといいます。
こうした危機を少しでも救おうと取り組む女性を取材しました。
飯綱町の複合施設に運び込まれたのは、収穫期を終えたリンゴ=「つがる」です。

「日焼け果とか色のつかなかったものとかサビのきついものとかを持ってきました」
「ありがとうございます」
この日、持ち込まれたのは、店頭では販売できず、「廃棄」となるリンゴ。
町内でリンゴ農園を営む坂口哲郎(さかぐち・てつろう)さんが育てたリンゴは、今年の猛暑で大きな被害を受けました。
坂口哲郎さん:
「この辺もだめですね。葉摘みもしていないのに日焼けしている」

8月末に収穫期を迎えた早生品種の「つがる」ですが、連日の猛暑と強い日差しの影響で、実の一部が黄色や茶色に変色する「日焼け」の被害を受けました。