男子団体メンバーには、東京五輪個人総合銀メダリスト・肖若騰(27)、2021年世界戦選手権で個人総合銀メダリスト・張博恒(23)、平行棒のスペシャリスト・鄒敬園(25)など、強者揃いのメンバーで団体総合の金メダルを狙ってくる。

中国の張博恒選手


ただ、アジア大会は、最強兄弟にとってあくまで1つの通過点。最大の目標は、「来年訪れるパリ五輪で、兄弟揃って代表入りし、団体金メダルを獲得すること」だと話している。

兄・航は「来年がパリオリンピックなので、そこでいい結果が出せるように今年しっかり自信をつけたい。団体・個人・種目別でメダルを沢山獲って、日本が強いってことをアピールできたらいいなと思います」。

弟・翔は「ライバルは中国、団体で金メダルを獲ることが一番大きな目標。アジア大会で自分の演技をしっかりやり切ることができれば、それが来年のパリ五輪にも繋がると思うし、自信をつけることができると思う。怪我なく楽しくやれればと思います」。



■谷川航(たにがわ・わたる)
1996年7月23日生まれ27歳、160cm。千葉県船橋市出身、セントラルスポーツ所属。小学校1年生から地元の体操クラブに入る。2018年に初めて世界選手権代表に選抜され団体銅メダルを獲得。東京五輪でも日本代表として団体銅メダルに貢献。
2022年世界選手権では個人総合で銅メダル、団体で銀メダルを獲得した。

■谷川翔(たにがわ・かける)
1999年2月15日生まれ24歳、154cm。千葉県船橋市出身、セントラルスポーツ所属。弟・翔も小学校1年生から兄・航と同じ地元の体操クラブに入る。
2018年全日本個人総合選手権で内村航平選手を破り、史上最年少全日本王者に君臨。前回のアジア大会(ジャカルタ)では団体銀メダル、2019年世界選手権では団体銅メダルを獲得した。2022年世界選手権では団体で銀メダルを獲得した。

【体操】競技日程
9月24日 男子団体総合 決勝
9月25日 女子団体総合 決勝
9月26日 男子個人総合 決勝
9月27日 女子個人総合 決勝
9月28日 男女種目別  決勝
(男子:ゆか・あん馬・つり輪/女子:跳馬、段違い平行棒)
9月29日 男女種目別  決勝(後半種目)
   (男子:跳馬・平行棒・鉄棒/女子:平均台・ゆか)