オープン当日 光栄堂の常連客も来店
そして9月13日、納さんのお店のオープン当日。
(納隼人さん)「(Qぎりぎりまで準備している?)はい。当日にテント張ってますから」
お店の名前は「奄美堂」。おじちゃんとおばちゃんの故郷・奄美大島から名付けました。
心配したおばちゃんが手伝いにきてくれました。
オープン30分前の午前11時30分、開店を待ちきれないお客さんが集まり始めました。営業は正午からのはずが…。
(お客さんに確認する納さん)「イカ焼き2枚とお好み焼き1枚ですね?」
(納隼人さん)「(Qもうオープンしている?)もうオープンしてますね。もうやるしかないですね、頑張ります」
段取りが整わないまま、次々と注文が入ります。
(納隼人さん)「イカ焼き2枚の人は白衣のお姉さんです。すみませんお待たせしました」
かつての常連さんも顔を出します。
(光栄堂の常連客)「きょうから忙しくなりますね。応援してますので」
(店の人たち)「ありがとうございます」
(光栄堂の常連客)「5枚買いました。お家で食べます。今からお昼ご飯です。なじみの味やけど、ちょっと手間取ってたから心配」
飲食店で働いたことのない納さん、なかなかうまくいきません。
(久田和子さん)「どれくらい入れてるの?もうちょっと入れて、キャベツだけ」
(納隼人さん)「すみません、お好み焼き。めちゃめちゃごめんなさい、遅くなってすみません」
(お客さん)「遅い」
(納隼人さん)「申し訳ないです。次から気を付けます」
やっと落ち着いたのは午後2時。おばちゃんはここまでです。段取りがうまくいかなかったからか、表情のさえない納さん。それを見たおばちゃんは…。
(久田和子さん)「なでといてあげるから。頑張れ」
(納隼人さん)「まあなんとかする」
夕方、店には子どもたちが集まってきました。納さんは次々と注文をこなします。
夜になっても客足は途絶えません。納さんも手慣れてきたようです。
(納隼人さん)「いやー楽しいな、イカ焼き焼くのが」