6兆円に膨らむガソリン補助金 教育無償化は3.5兆円でできるが…

山本恵里伽キャスター:
右肩上がりが続いているガソリン価格ですが、補助金がなかった場合と比べてみると、ピーク時は41.9円価格が抑えられていたことになるんです。
※資源エネルギー庁より
2022年1月から始まったガソリン補助金ですが、そもそもは一時的な対策のはずでした。
しかし、延長が繰り返されて、2022年1月~2024年9月末の間で、予算総額は6兆2000億円にも膨れ上がっているんです。

ではこの6兆という額で、一体どんなことができるのか、試算を見てみます。
〈6兆2000億円でできること〉
・3兆5000億円、小学校~大学の教育無償化
・6900億円、0~2歳の保育料無償化
・416億円、妊婦健診・出産費用無償化
このどれよりもはるかに上回る額ということがわかりますよね。
小川彩佳キャスター:
ドライバーの皆さんは本当に大変な状況が続いていて、「補助金ではなくて減税を」というふうに声も上げている方もいらっしゃるという中ですけども、車に乗らない人も払っている巨額の税金が投入されている状況ですよね。政府は10月以降もこの対策を続ける方針なんですね。