2022年、ゲストハウスの隣に開設したのは、イチゴを栽培するハウス。
障害を持つ人が利用する就労継続支援の事業所で、収穫されたイチゴは、グループの飲食店などで提供されます。

齊藤さん:
「地域が輝くいろんな立場の人が、いろんなものに従事しながら観光を支えてもらうそういう姿を作りたいなと」
「障がい者の方たちも一緒に加わってもらって、それがお客様の料理に出るってすごく素敵なことだなと思って」
過疎と高齢化が進む松本市四賀地区。
ここでも一時は空き家となった建物が、ゲストハウスに生まれ変わりました。
扉ホールデングス古民家事業部 水越惠理さん:
「こちらはお殿様の入り口になっていまして、ステップがないつくり。お殿様は松本城から籠に乗って来るので、そのまま入って来れられて、奥の部屋でお休みになる」
現在残るのは、大正時代に復元されたものですが、その昔、参勤交代で江戸に向かう松本藩主が休息に使った「本陣」と呼ばれる建物です。
当時の趣を残した重厚な空間。

3つのスイートルームを備え、日本の歴史や文化を感じることができます。
近くの寺では、座禅などの体験も提供。
地域とタッグを組み、宿泊客をもてなします。
齊藤さん:
「素晴らしい観光資源プラス何かっていうものをいつも想像していって、これ合うなと思ったら今にあった新しい商品になるかもしれないし、新しい発信になるっていつも思っています」
さらに新たな挑戦も仕掛けています。