中山地区に立つ築およそ200年の古民家。
リノベーションし、4年前にゲストハウスとしてオープンさせたのが、「Satoyama(さとやま)Villa(ビィラ)DEN(デン)」です。

齊藤さん:
「棟梁がいい木組みがあるんじゃないかと天井を壊したらこれだけ素晴らしい木が出てきたんですね」
「今これを作れと言っても相当な時間と金と職人の技がいる。匠の手が入ったもの、これは観光資源にならないわけがない」
古民家に宿泊しながら、農業をしたり、住民と触れ合うことで体験する日本の暮らし。
提供するのは、日本の里山の「リアルな日常」です。

齊藤さん:
「やっぱり本来の旅行って多分その土地に魅力があって、そこの人たちが健康で健全で素晴らしい文化を持っていて、自分たちにないものがその地域にあったりする。それがやはり観光に行くモチベーションになっていたと思う」
「地域に魅力があって住んでいる人たちが幸せだからそこに来るっていう当たり前の方程式にもう一度戻していかないといけない」
齊藤さんが掲げる理念が「訪れる前に、住んでよし」。
里山に暮らす人々の暮らしが豊かであってこそ、観光が成り立つのです。