次なる目標


Q.今後はパリオリンピック(2024)、世界陸上東京(2025)へ向け、今度はどんな目標で、どんなことを強化して臨みたいか?
川野:

まず今回、銅メダルという結果でもちろん安堵はしていますが、本来は金メダルを目標に準備してきました。6月に実は練習中に転倒してしまっていて、1か月近く思うような練習ができなかった日というのがあった。その時にコーチからここで諦めるのではなくて、今、出来る事をしっかりやっていって、それを世界陸上ブダペストにつなげていこうと、何度もアドバイスをかけて頂いて、今大会、今出せる最大限のパフォーマンスを出すことが出来ました。ただ、金メダルを目標にやってきているので悔しい結果にはなりました。パリオリンピックに関しては35km競歩が開催されずに、20km競歩に出場する事になります。日本の競歩のレベルはすごく高くて、20km競歩に本当に強い選手が揃っているのですが、まずはそこで代表権を獲得してパリオリンピックでも上位を目指して頑張りたいと思います。

世界陸上ブダペスト男子35Km競歩メダルセレモニー 銅メダルの川野将虎

川野将虎(かわの・まさとら)

1998年10月23日生まれ、24歳。静岡県出身、御殿場南高~東洋大~旭化成。
東京五輪(2021)50km競歩 6位。
世界陸上オレゴン(2022)35km競歩 銀メダル。
世界陸上ブダペスト男子35km競歩 2時間25分12秒で銅メダルを獲得。今大会日本人メダル第1号。
ベスト:50km競歩 3時間36分45秒(2019.10 全日本競歩高畠)※日本記録
    35km競歩 2時間23分15秒(2022.7 世界陸上オレゴン)
   
【男子35km競歩結果】
金 A.マルティン(29、スペイン)2時間24分30 
銀 B.D.ピンタード(28、エクアドル)2時間24分34
銅 川野将虎 2時間25分12 SB