悔しい銀メダルから1年

Q.前回の世界陸上オレゴンはM.スタノ(31、イタリア)と1秒差の銀メダルで悔しがったが、今回はすごくうれしそうに、ガッツポーズをしていた…
川野:

去年に関しては、あの1秒というのは本当にあと1秒で後ろを歩かせてもらったんですが、まだまだ技術面でも体力面でも、全てにおいて重い1秒だったなと、思っています。今回、世界陸上オレゴンを終えてから、その1秒をどうやって埋めていくかをコーチやチームの方々と追求してきました。その結果は銅メダルという結果だったが、2大会連続でメダルを獲得できた事は本当に光栄な事ですし、それはすごく嬉しいなという思いでした。

2大会連続メダル獲得 川野将虎


Q.東京オリンピックが終わった後に、自分と向き合うために英語を勉強したり、読書を始めたと聞いているが…
川野:

コーチからは、人間的に本当にステップアップしていくために新しい事にどんどん挑戦していくような選手になってほしいという思いで英会話だったり読書にチャレンジするようにと、アドバイスをいただきました。

Q.最近、どんな本を読んだか?
川野:

最近だと、為末大(ためすえ・だい、世界陸上400mH銅メダル2回獲得)さんの最近出た本を読んではいるんですが、まだちょっと途中です。競技中ですので。

Q.英語を学んで、海外の人たちともコミュニケーションを取るようにした?
川野:

海外の選手、今回出場したスタノ選手だったり、他の海外の選手ともコミュニケーションをとることが出来ています。元々、英語が学生時代は苦手だったので、本当に最初はちょっと勇気を踏み出した一歩だったのですけれども、本当にやって良かったなと思っています。

Q.それによっていろんな情報も入ってきて、すごく視野が広がったのでは?
川野:

アスリートとして更に今後、成長して行きたいなと思っています。

「チームジャパンとして臨むことが出来ました」

Q.実は、山西利和(27、愛知製鋼)選手が沿道からも応援をしてくれていて、高橋英輝(30、富士通)選手もいましたけど、声援は聞こえていた?
川野:

本当に応援してくれて、本当に熱い言葉をかけてくださって、応援してくださっていて、とても力になりました。

Q.日本チームとして戦っている印象がある…
川野:

本当に英輝さん、山西さんだけではなく陸連の方だったり、コーチ、今村シニアディレクター、本当にたくさん、沿道や給水のサポートをして頂いてチームジャパンとして今回、臨むことが出来ました。