アメリカと中国の国防相と外相が相次いで電話会談しました。

アメリカ国防総省は10日、ヘグセス国防長官と中国の董軍国防相が9日に電話会談を行ったと発表しました。

米中の国防相による対話は第2次トランプ政権の発足後初めてで、今後も協議を続けることで一致したとしています。

ヘグセス国防長官は「中国との紛争を望んでおらず、体制転換や締め付けも追求していない」と伝えたということです。

一方、董軍国防相は「開放的な姿勢を維持し、安定的な関係をつくるべきだ」などと指摘したと、中国国営の新華社通信が報じています。

また、アメリカ国務省によると、ルビオ国務長官と王毅外相も10日に電話会談し、米中間の問題や国際情勢について意見を交わしたということです。

トランプ政権の関税措置などをめぐり米中が対立するなか、双方が対話を重視する姿勢を示したかたちです。