母親に関する情報の保管場所が課題「民間でなく国などが管理を」

ーー生まれた子の戸籍は市町村長の権限で作成することができると、2月24日の国会答弁で古川法務大臣が話しました。そして、出自を知る権利をめぐり、慈恵病院では内密出産した母親の情報を厳重に金庫で保管しています。しかし病院が管理しているということになりますので、熊本市は、母親の身元の情報を管理する公的機関の設置を要望しているということです。小林先生によりますと、慈恵病院での保管が難しい場合、こうのとりのゆりかごin関西で保管、引き継ぐことになっているということです。しかし、民間ではなくて国が管理すべきではないでしょうかというのが先生のご意見です。
(認定NPO法人こうのとりのゆりかごin関西 小林和副理事長)
「戸籍に次ぐような大事な情報なんですよね、生まれた子どもにとって。その情報を民間が保管するというよりは、戸籍は国が管理するように、この情報は同等に国が管理するべきものだと思っています」