バーの高さ、3メートル70もなんなくクリア。

周りの選手は次々に失敗していき、44人で始まった競技は8人、そして4人へと絞られていきます。

小学5年から競技を始めた岡田選手。

インターハイの3週間前、休日のこの日は1日7時間にも及ぶハードな練習に取り組んでいました。


昼食をとる岡田選手:                                                            「サケです。お母さんに握ってもらいました。エネルギーを補給します。ここが追い込めるところなのでしっかり」

長さおよそ5メートルの棒をしならせて跳び越えたバーの高さを競う棒高跳び。

日本高校記録は4メートル16で岡田選手の持つベストは4メートル。

ワンボックスカー2台分のこの高さにもなります。

2022年のインターハイでは3位、そして今年狙うのは、もちろん!

佐久長聖高校陸上部・岡田莉歩選手:                                     「インターハイ優勝を目指しています。優勝するためには今自分が目指している目標として4M30を記録としては持つようにしています」

この3年間、岡田選手が力を入れてきたのが「筋力強化」です。

そこには、譲れないこだわりがありました。


佐久長聖高校陸上部・岡田莉歩選手:                                              「背でカバーできるところもあったりするので、小さい分、体がコントロールしやすいという利点もあるのでそこは生かしつつ筋トレとかする時に一番負けちゃいけない、自分が負けたら何が残るみたいな感じでエネルギー源にはなります」

棒高跳びは背が高い方が有利とされている中、岡田選手は151センチと小柄です。