■MLB タイガース 6ー7 エンゼルス(日本時間26日、コメリカ・パーク)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたタイガース戦に「2番・指名打者」で先発出場。際どいコースを攻められ2四球でリーグ単独トップの62四球、大谷は3打数無安打2四球2三振1盗塁で打率は.299となった。
直近5試合で11打数2安打1本塁打9三振9四球、打率.182と厳しい攻めに悩まされている大谷、試合開始直前でいきなりアクシデントが発生した。デトロイトで停電が発生してアメリカではエンゼルス戦の中継が見れない状況となった。
大谷の1回、第1打席、タイガースの先発は2022年、5年総額約104億円で入団した左腕のE.ロドリゲス(30)、無死一塁で打席に入ると、厳しいコースを攻められるがしっかりボールを見極め、四球で出塁。リーグ単独トップの61個目の四球となった。大谷がチャンスを広げると4番・ムスタカス(34)がライトオーバーの2ベース。大谷も1塁から一気にホームイン。エンゼルスが2点を先制した。
そして、3回、試合開始40分後、大谷の第2打席直前に音声は繋がらず映像は復帰、アメリカの中継が何とか見えるようになった。カウント0-1から内角低めのボールに詰まらされてレフトフライ。
2対1と1点リードの5回、1死三塁で第3打席、カウント3-2から9球目、外角低めのボール球を見逃し、この試合2つめ、今季62個目の四球でチャンスを広げた。続く3番・3番・T.ウォード(29)がセンターへ犠牲フライ、大谷が歩かされても後続がしっかり仕事をした。さらに2死一、二塁から大谷が3塁へ今季12個目の盗塁を成功させると、4番・E.エスコバー(34)がレフト前にタイムリー、大谷の足で追加点を奪った。
4対2とリードした6回、2死一塁で第4打席、タイガース2人目、B.ブリスキー(25)は長打警戒で外角攻め、カウント1-2から外角低めにストレート、大谷は完全に見切って見逃したがストライクの判定。大谷もすぐにはベンチに戻らず、審判にコースを確認し苦笑い、首を振りながらベンチに戻った。9回の第5打席は空振り三振、大谷は3打数無安打2四球1盗塁2三振で打率は.299、大谷は無安打でも2得点、エンゼルスは9回、4点差を追いつかれたが延長10回に勝ち越して連勝、貯金を3とした。