廃業を余儀なくされた人も「ダメとなったら早く廃業しないと」

 70年近く続いていた防波堤での釣りが突然禁止されたことで廃業を余儀なくされた人もいます。
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 「河内渡船」の河内猛さんは、1953年から親子2代にわたって渡船会社を経営してきました。客には救命胴衣着用の徹底など安全対策を取りながら運航してきたといいます。

 (河内渡船 河内猛さん)
 「急やったからね今回。船を出しておくためには毎月の保険料とか経費がいるんですよ、かなり。もうダメという形になったら早く廃業しないと」

 一体なぜ、突然禁止になったのか?神戸市からは「条例で禁止されている」などと説明されたといいます。

 (河内渡船 河内猛さん)
 「向こう(神戸市)は、もう条例で決まったことだから立ち入り禁止は変わりませんと。もうこれはどうすることもできない。だからどういうこともない。ただ恨み辛みはあるけれど」