日焼け止めは塗り方だけではなく「塗る量」も重要!

塗り方は「くるくる塗り」でいいとして、量も問題?日焼け止めが肌全体にいきわたる程度ではダメなのでしょうか。肌のキメまでしっかり塗れていれば、量はあまり関係ないような気もしますが…

慶田朋子 院長
「そんなことはありません。日焼け止めの塗る量は、世界基準で決まっている規定値(※2)があります。その量を塗っていただくのが良いです」

ーー塗る量に規定値なんてあるんですね。

慶田朋子 院長
「規定値は“1㎠あたり2mg”とかなり厚塗りです。もう皮膚が透けて見えないぐらいの量です」

左:筆者がいつも顔に塗っている量 右:望ましい量

「1㎠あたり2mg、皮膚が透けて見えないくらいの量」…いったいどのくらいの量なのか調べてみると、顔に使用する場合クリーム状の日焼け止めならパール2粒分、液状なら1円玉2枚分…。

この量を塗らなければならないとなると、かなりベタベタになってしまいそう…。日焼け止めは塗った後、ベタベタ感が不愉快に思った事がある人は多いはず。夏は湿気や汗で嫌でもベタつくのにさらにベタベタさせるなんて…。

慶田朋子 院長
「この1㎠あたり2mgという量は、とても1回で塗れる量ではありません。なので、2回、3回と重ね塗りをして、規定量に近いところまで持っていくという感じに塗るとベタベタ感はある程度、防げると思います」

なるほど、1度にたくさんの量を塗ろうとするからベタベタになってしまうのですね。塗りムラが抑えられていても、日焼け止めの効果を十分に発揮するためには塗る量も重要だったんですね。