サンドのおかげで寄付金増えた!
茶室の修復費用は、当初3000万円の見込みでしたが、さらに4000万円必要となることが判明。そこで町が打ち出したのが、クラウドファンディングでした。
橋元伸一山元町長:
「約7000万円ちかく茶室を修復すだけでかかる、7000万円全部というわけにはいかない。目標を1000万円に設定して、今回(クラウドファンディングを)始めた」

今年3月から1000万円を目標に始まったクラウドファンディングでは、宮城出身の人気お笑い芸人「サンドウィッチマン」がラジオ番組で取り上げたこともあり、12日時点で493万円の寄付が集まっています。

橋元伸一山元町長:
「一気にこの数週間で金額が伸びまして、本当にありがたいと思います」
福士さんも再び茶室で茶会に参加できる日を心待ちにしています。
福士慶子さん(86):
「またあそこでお茶をたてたいって、つつじの花の季節になると、みんな『またお茶会やりたいね』って話をしていますね。お茶室出来たら是非ねって話はやっぱり、(みんなの)顔を見るために待ってますね」

「仙台藩唯一の茶室」。町は今年秋にも修復工事に着手し、来年度の完成を目指しています。
茶室の修復後は、本格的な茶会や地域交流の場などに利用予定です。クラウドファンファンディングは、9月29日まで、webでの申し込みのほか町役場で直接の申し込みも受け付けています。