「正装はスカート」マナーブックでも強調 社会人としての男女“らしさ”に疑問

Aさん
「男女はこういうルールで分かれていますという指導にすごく違和感があります」
派遣社員として働く23歳の女性、Aさんも「就活セクシズム」に違和感を抱き続けている1人です。派遣元から配られたマナーブックには「性による区別」が多く書かれていました。

例えば「パンツスーツも可。ただし女性の正装は一般的にはスカート」という表記。
Aさん
「本当にスカートのスーツが今の主流なのかっていったらそうではないと思うんです。パンツスーツの方が仕事をしやすい職場もあると思うし。いろんな選択肢がある中で私はスカートのスーツを選ぶ、私はパンツスーツを選ぶみたいなあり方が一番いいと思うんですよね」
Aさんは、男女”らしさ”にまつわる社会人のマナーやルールに疑問を投げかけます。
「大学時代は、自分が女子だとそこまで意識しなかったんです。周りも私の人柄をみて関わってくれてたと思うし、そういう大学時代が一番自分らしく生きられたなと思います。社会に出てからは、就活のマナーひとつとっても女子男子の生き方がすごく浮き彫りになってきたなって。社会に出て急にルールですって決められて、しんどい思いをしてる人がいるのも事実だと思うんです。だからこうやってルールで男女を区別するって本当に意味があるのかなと(疑問に思う)」