絵を描いても機能は変わらない!

当然、「アート点字ブロック」も通常の点字ブロックと同様に機能しなければならないため、3つの点を考慮して製作されました。

1=コントラスト比(輝度比)2.0以上のカラーを採用
弱視の人は、敷設されている道路と点字ブロックのコントラスト比(輝度比)で色を見分けている。輝度比が2.0以上だと色の判別しやすいため、その基準を満たした色だけでアートを作った。点字ブロックに黄色が多いのは、輝度比2.0以上になりやすいから。

2=黄色を生かしたデザイン
点字ブロックの両サイドを黄色にすることで、道としてより認識しやすくしている。弱視の人は、やはり1本同じ色がつながっていないと初見だとわからない可能性がある。

3=表面にすべり止め加工
点字ブロックに貼ってあるフィルムの表面にすべり止め加工を施し、既存の点字ブロックと同じくらいのすべり抵抗値BPN40以上のすべりにくさを実現。

こうした工夫で、利用する視覚障がい者の安全性を担保しています。

ふくよかな人物や、動物、花などがカラフルに描かれている