なぜ「イルカ」は港に住みついた?

しまね海洋館アクアス 動物管理監 三島有紀さん
「よく船のエンジン音を嫌がるイルカたちもいるようですけれども、それ以外の暮らしやすい環境を選んでそこにいるという可能性はあります。海が荒れにくかったりエサも豊富にあれば、そこから動かない大きな理由の一つになると思います」

ちなみにこの周辺は、1年を通じて魚種が豊富な釣り客に人気のスポット。

一般的にイルカは同じ場所に定住しない生き物ということですが、シャチやサメなどの天敵が入りにくい安全地帯からなのか、この2頭は住み続けて2年が経ちました。

よく訪れる釣り人は
「イルカたちはしょっちゅう見てますね。かわいいですね」

そして今回、取材を進めていると、気になる情報が…。

近くに住む人
「最近たくさん出てくるのでよく見ます。前まで2頭だったんですけど、3頭います」

2年前から2頭の様子を見守り続けている高田博文さんも、イルカがもう1頭増えたと話します。

高田博文さん
「前から2頭がいて、プラス1頭加わりました。しょっちゅうはいないが、時々見かけることがあります」

そして、視聴者からも映像と情報が寄せられました。

この男性は13日午後、2頭が住みつく場所から少し離れた境港市潮見町の岸壁から、イルカ1頭が泳ぐ姿を見つけ、撮影しました。

撮影した人は
「岸壁から数メートルの所までイルカが来ていたのでびっくりしました。境水道側の赤いブイの近くにずっと住みついているイルカがちょくちょく見られますけど、今回は美保湾側で見ました」