来週火曜日に召集される臨時国会で実施される見通しの総理指名選挙。
自民党が連立協議を重ねる日本維新の会が「議員定数の削減」を掲げていることについて、島根県の丸山知事は、「私からすると降って湧いたような話。やるのであれば比例区で」と自身の考えを述べました。
島根県 丸山達也知事
「やられるんだったら比例でやって。ブロック比例とか、全国比例とか、我々としては、地域からの声を国政に上げていくというルートを狭められることについては承服しがたい」
自民党と連立協議を重ねる日本維新の会が「議員定数の削減が一丁目一番地」として、自民党に合意するよう強く迫っています。
島根県 丸山達也知事
「単なる『一丁目一番地だからやってくれ』という言葉のキャッチボールの話じゃないので、勢いに飲まれて、勢いで応えないでもらいたい」
丸山知事は、地域特有の事情や窮状を伝えてもらえるのは、選挙区に根差した国会議員、また、合区選挙区の弊害が出ている山陰で、これ以上、国会議員を減らすことはやめてもらいたいとの考えを示しました。
その上で、新しい総理には、人口減少対策の強化、東京一極集中の是正、大企業と中小企業間の格差是正といった政策を期待するとしました。