夏の参議院選挙で大きく議席を伸ばした参政党が、次の衆議院選挙で、島根1区に候補擁立です。17日、出馬を予定している男性医師が会見しました。

会見をしたのは、出雲市出身の医師で島根県内の医療機関に勤める伊藤礼司さん41歳です。

伊藤さんは、2022年に参政党に入り、関係者の強い勧めで、今回、立候補を決めたとしています。

衆議院島根1区から立候補予定 参政党 伊藤礼司氏
「日本は格差が広がってますので、どうしても大きな資本家の方々とか機関投資家とか、大企業とか、そういった方はすごく利益が出てるのに、中小企業で働かれる方とか、医療現場で頑張っておられる方々の賃金が伸びないっていうのは、やっぱりこれは公平ではないんじゃないかと。」

一番訴えたいことは、経済対策だとして、県の基幹産業である農林水産業や中小企業への支援のほか、インフラ整備など、積極的な財政出動を主張しました。

また、社会保険料や消費税負担を減らして、手取りが増えるようにすべきとし、外国人労働者受け入れには、なし崩し的な穴埋めの側面がある。賃金が上がれば、働きたい日本人はいるはずで、賃金を抑える経済対策は間違っているとしました。

同席した参政党の平下智隆県連会長は、今後は中小企業や農家などからのヒアリングや街頭演説を通じて政策を訴え、島根2区でも候補者擁立を図る考えを示しました。