WBCで侍ジャパンが世界一に輝いてから29日でちょうど1週間です。
長野県中野市出身の牧秀悟(まき・しゅうご)選手が、SBCの独占取材に応じ、激闘の舞台裏を語りました。


中野市出身で、横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手。
きょう、練習を終えたあとにSBCの取材に応じました。
牧選手は、WBCでは3試合に先発。
1次ラウンドの中国との初戦と、チェコとの第3戦で、チーム最多に並ぶ2本のホームランを放ちました。

(牧選手)「2本ともしっかり打つことができたし、予選だったがチームを勢いづけることができたのですごくよかったと思う」
決勝では強敵・アメリカを破り3大会ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン。
優勝の瞬間について牧選手は…。

「優勝というよりも、もっとすごいものというか、今までにない喜びがあった」
「(記者)真っ先にベンチから飛び出していたが…」

「そこしか目立つところがなかったので集中してた。あの時は何しているかわからなかった。ハイタッチもしなければ抱き合うこともできず消えていった(笑)」
侍ジャパンでは、大谷翔平選手やダルビッシュ有投手など、メジャーリーグで活躍している選手たちとともに闘った牧選手。
2人の素顔も明かしました。

「(ダルビッシュ投手は)あまり人を寄せつけない人なのかなと思ったが、年齢問わずいろいろな選手と絡んでくれて、ダルさんがいなかったらチームがまとまらなかったというくらい大切な存在だった」
「(大谷選手は)暗いところを一切見せず、ずっと明るい人で、純粋に野球を楽しんでいるんだなと感じた」

そして、この大会で多くの選手が身に着けていたのが、善光寺の「勝守」です。
今年の初詣で牧選手が善光寺から授けられ、チームメイトに配りました。
その後、問い合わせが急増し完売となるなど大きな注目を集めました。

「長野県を知ってくれる人が多くなったりとか、善光寺のお守りが世の中に広まってくれてうれしいなと思う」

WBCを終えてDeNAに合流した牧選手。
次なる目標はチームの「日本一」です。

「WBC終わってすぐだがやるしかない。去年は2位で終わって悔しさもあるので、今年は優勝したい」