「双葉町と関わるツールをつくっているだけ」

 神戸に戻るとさっそくジオラマ製作を再開させました。現地の土を踏み、人々の声を聞いたことで作業にも一層力が入ります。
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 (総合政策学部2年 竹川航平さん)
 「ただジオラマをつくるだけではなく、生活の営みや雰囲気などを1つ1つ思い出してジオラマ製作に生かしていきたいなと思いました」
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 完成したジオラマは3月11日にあわせて再び双葉町を訪ね、町長らに託すことになっています。でも、曺さんは学生たちに「ジオラマ製作は『故郷』の歴史を記録する取っ掛かりに過ぎない」と何度も伝えました。
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 (曺弘利さん)
 「双葉町と関わるツールをつくっているだけ。『こんなんつくったから町の話聞きたいんや、知りたいんや』というふうに(学生たちも)つながっていくわけやろ。あいさつ代わりの模型や」