学生たちと『今の双葉町の姿』をジオラマに

 若い世代にも被災した町やそこで暮らす人の姿を知ってもらいたいと考えた曺さん。関西学院大学の災害復興ボランティアグループの学生と共に、今の双葉町の姿をジオラマにすることにしました。
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 (大学生に教える曺さん)
 「もっとしっかり押さえとかな。指切るで。…そんな押さえんでも。学校もうやめて大工についた方が早いで」

 長い日は朝から晩まで、約2週間かけてベースをつくりました。双葉町の4つの地区、甲子園球場にして約18個分の面積を1000分の1のジオラマにします。

 しかし、写真や地図を参考にしていては、いつまでもジオラマに深みが出ないと曺さんは考えました。