夫の電話口で着弾音… 侵攻から1年「一刻も早く戦争終わって」

戦闘が激しいドネツク州の最前線にいる、夫のウラディスラフさんと電話で話しをすることができました。

ーーユリアさんと結婚できて、うれしいですか?
ウラディスラフさん「もちろんです。1日も早く戦争を終わらせて、ユリアを迎えに行きたいです」

最前線では常に危険がつきまとっています。

ユリアさん「気をつけてね」

ウラディスラフさん「できる限りのことはするけど、どこに着弾するかは分からない」

そのとき、大きな着弾音が…

ウラディスラフさん「すぐ近くだ。じゃあまた後でね、愛してるよ」

ユリアさん「私も愛してる。気を付けて」

そして、電話は切れました。

2023年2月24日、ウクライナの侵攻から1年がたちます。

ユリアさん「もし1日でも『大丈夫だよ』と連絡がないと、私は心配してしまいます。一番大切なのは、彼が生きて帰ってくることです。一刻も早く戦争が終わってほしいです」