長崎県がハウステンボスに誘致を目指しているカジノを含む統合型リゾート施設IRの区域整備計画案について、県議会は26日の本会議で"国への認定申請"を賛成多数で可決しました。
賛成多数で可決されたのは県がハウステンボスに誘致を目指すIRの区域整備計画案の国への認定申請です。

県は地域経済の活性化や新たな雇用を生み出すことなどを目的に佐世保市のハウステンボスにIRを誘致する計画を進めていて、資金についても出資と借入をあわせて4383億円が調達できるとしています。

26日の臨時議会では、計画案について一部の議員から資金の調達先が公表されていないなどとして反対意見もでたものの、賛成多数で国へ認定申請することが可決されました。

IR誘致について大石長崎県知事「九州全体が利益を享受できるよう努力していく」

大石知事は「九州全体が利益を享受できるよう努力していく」としていて、今月28日までに国に認定申請を行うとしています。

IRをめぐっては国が最大3か所を認定することになっていて、長崎県の他、大阪、和歌山が誘致を表明していますが、和歌山では26日の県議会で区域整備計画案が反対多数で否決されています。