長崎県川棚町で計画されている石木ダム事業に協力し、ダム予定地から移転した住民と大石知事が18日、初めて意見交換会を開きました.

意見交換会には、石木ダム建設に協力し、建設予定地から移転した住民11人が参加し、初めて大石知事と面会しました。

石木ダム事業をめぐっては、建設予定地に暮らしていた67世帯のうち54世帯が補償契約に応じ、移転しています。2032年度末までのダム完成をめざす長崎県は、石木ダムの必要性について改めて説明。移転者からはダムの早期完成を求める声が上がりました。

石木ダム移転協力者
「私たちとしては1日も早くダムを完成して欲しいなと。」

石木ダム移転協力者
「もろ手を挙げて早く造って下さいって言っても良い時期じゃないかと」

一方、ダム建設に反対する市民団体は、県の治水計画はデータに不備があるとして、計画見直しに向けて「川棚川水系流域委員会」の設置を求める要望書を県に提出しています。