

現在の心境について
息子の隆規が行方不明になったのは、2007年2月5日のことです。この日は学校行事の振替休日で、NPO法人の日中活動に参加しておりました。
それから、今年で丸16年を迎え、卯年生まれの隆規は、二度目の年男になります。12歳のときも、そして今回も、私たち家族は祝してあげられませんでした。
隆規が遊んでいた北上川河川敷の舘坂橋付近は市街地で、人ひとりが十数年もひそんでしまうような要害はないだろうと、私は考えています。
子供の身体能力では川へと降りられる箇所は見受けられず、また誤って転落した形跡もなかったとうかがっているので、おそらくは道路(岩手県道220号線)沿いに歩いたのではないでしょうか。
しかし、平日の(この日は月曜日でした)正午近くに、小学1年生が単独で行動していたにしては、目撃証言が極端に少なく、同行の職員の方が見失って以来、足取りがまったくつかめていないのです。
そこで私は、隆規の行方不明事案には、「見えざる第三者」がかかわっているのではないかと想像しています。
ただ、当時は現在のように、防犯カメラなどが各地に配備されておりませんので、こうした推測を裏づける物証は皆無に等しいと言えます。
もしも隆規の件に関与した人がいるなら、どうか一刻も早く、彼を返してください。
隆規は私にとってかけがえのない息子で、我が家の太陽なのです。
名乗り出なくて結構ですから、繁華街で保護されるよう、取りはからってください。
私は、あの子が無事帰ってくれさえすれば、もうそれだけで充分幸せです。

滝村隆規君に関する情報は、盛岡西警察署・電話番号019・645・0110で受け付けています。