善良な市民のみなさまへ

 小学校1年生のとき行方不明になった息子が、今年24歳を迎えようとしております。
 その間に、我が家では義父と夫を病で失いました。
 どれほど嘆き悲しんでも故人は戻ってまいりませんが、生者であれば、再会できる可能性はゼロではないはずです。
 24歳になる隆規が、みなさま方の近隣に住み暮らしているかもしれない、そういった観点をちょっとだけ脳裏に書き加えていただけたら、嬉しいです。
 たくさんの方々の目が、心が、いつか、息子の帰還につながると信じています。
こちらからはお願いばかりで心苦しいですが、どうかお許しください。
 みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
 寒さの厳しい折、どうぞくれぐれも御身をお大事になさってくださいませ。

 乱文になりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 2023年2月5日  滝村規枝代