春のセンバツの出場校が、1月27日に発表されます。香川からは、秋の四国大会で優勝した英明と、高松商業の出場が確実視されています。

これまで春・夏あわせて甲子園4度出場の英明は、5年ぶりの高校野球の聖地への切符が、間もなく届こうとしています。

「素直さを持った子たちが集まっているチーム」

「よっしゃ、さ、いこう」「おっし」

出場校の発表を間近に控えたこの日(1月15日)、さぬき市の野球場を借りて練習に励んだ、英明ナインです。

学校の練習グラウンドは、内野のダイヤモンドほどの広さで、普段は内野と外野の連携など守備練習は思うようにできません。


それでも効率的な練習で、香川県大会では常に優勝候補の一角にあげられる、香川の強豪です。

(英明 香川純平監督)「置かれた状況できちんと実力を精一杯出すというか、そういうある意味、素直さを持った子たちが集まっているチームですね」

これまで、春2回・夏2回の甲子園出場を誇る英明。しかし去年と一昨年の夏の県大会では、決勝まで進みますが、あと一歩で甲子園の切符を掴むことができませんでした。

(英明 百々愛輝選手)「目標にしていたところなんで、思い切りプレーしていきたいなと思います」

下村投手が活躍! 四国大会に優勝し甲子園出場を確実に!

去年(2022年)、秋の県大会を制して四国大会に進んだ英明。

ここで頭角をあらわしたのが、背番号10の下村投手です。3試合すべてに登板し、8年ぶりの四国大会優勝に貢献。悲願の甲子園出場を確実にしました。

打者の手元で変化するストレートが持ち味の、下村投手。

実は、高校入学後監督・コーチからの勧めもあって、内野手から投手に転向しました。

春の大舞台に向けて、冬の間は体幹を鍛えて球速アップをと、5キロのボールを使ったトレーニングに取り組んでいます。

(英明 下村健太郎投手)「どの高校も体が大きくなると思うんで、それに負けないように、自分も体を大きくするために、このひと冬それを目標にしてがんばっています」