コロナ対策と宮司のセクハラ問題の中で結論が先送りにされている今年の長崎くんち・奉納踊。氏子らとの溝が深まっている諏訪神社側の代理人弁護士がきょうNBCの取材に応じ「奉納するならもちろん協力する」との認識を示しました。
諏訪神社法律顧問・馬場正裕弁護士
「(宮司が)嫌われてることは確かでしょうね責任役員の方達から」
小屋入りまでひと月半を切ってもなお結論が出ていない今年の長崎くんち・奉納踊。例年なら神社と年番町などの関係者が開催について話し合いますが今年2月以降、その会議は開かれていません。
セクハラ疑惑を受け「宮司が辞めない限り、奉納しない」と氏子側が表明したためです。

諏訪神社法律顧問・馬場正裕弁護士
「こちらからは(会議は)招集しませんと、あんなこと言われて。だけども(諏訪神社に)集まって協議することは全然反対してませんからいつでもどうぞと言ってる。人事とくんちは別問題」
宮司代理人・永田雅英弁護士「(宮司は)本当は辞めたい。みんなからスケベジジイとかエロ親父みたいなこと言われて…。でも辞めて帰ったら7人の権禰宜たちが『僕たちは神社辞めないといけなくなる』と言われてるから辞めるに辞められない」
奉納踊問題とは別に、諏訪神社はことしも例年通 り神事を行う予定です。
互いの主張が食い違うセクハラ問題。さらに感染対策の難しさもある中、氏子側は今月28日に奉納踊を行うか、発表します。
宮司代理人・永田雅英弁護士「するとおっしゃったら宮司も7人の権禰宜も全力で協力します」
諏訪神社法律顧問・馬場正裕弁護士
「障害がないならどんどんやって欲しい。私も長崎市民、氏子の一人。ただもうコロナがこうなると観光客も従来の様には来ないのではないか。決断がつかないのは当たり前だと思います。ただそれは別の問題、宮司の問題とは」