「知らないとしゃべれない」――それが出発点

こうした言葉の使い方は、知識の暗記から生まれるものではない、と満島さんは言います。

「こういう言い方をすればいいんだっていうのって、辞書的な知識とちょっと違うじゃないですか。いろんな人と出会い、その人と向き合っていこうとする中で出てくる言葉の使い方だと思うんですよね」。

「なので、いろんな性の多様性に関するイベントだったり、情報発信だったりだとかに積極的にアクセスすると、恋バナもしやすくなるのかもしれない」。

対談の最後、MCの本間アナウンサーがひとこと、こぼしました。

「結局、知らないとしゃべれないですね」。

最高裁判所からの最終的な判断が出るとも言われるこのタイミングで、司法の動向だけを見守るのではなく、日常の会話の中から変えていける何かがあります。満島さんが笑顔で言ったように—まず「気軽に」、でも「知った上で」、恋バナをしてみることから始まるのかもしれません。

【満島てる子】
オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、札幌市中央区の「7丁目のパウダールーム」店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。

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