「安心してトイレを使いたいだけ。別に特別な権利を求めているわけじゃない」
HBC北海道放送のウェブ番組「むちぞん〜無知は損する〜」に、ゲストとして出演した満島てる子さん。性の多様性をめぐるトイレの問題について、率直に語ります。
《4回連載の2回目》
「犯罪につながるんじゃないですか」——繰り返される"悪者"のまなざし
性の多様性をめぐるトイレの話題になると、決まって浮かび上がってくる疑念があると、満島さんは指摘します。
「これ、犯罪につながるんじゃないですか」
そして「不思議だなと思う」のが、性表現(ふるまいや服装)が男性で、性的特徴(生まれたときに割り当てられた性)が女性の人が男子トイレに入ることはあまり取り沙汰されないのに、性表現が女性で、性的特徴が男性の人が女子トイレに入ることだけが「どうしてもピックアップされて、悪者にされがち」なところだと話します。
その非対称性に、満島さんは「別の社会的な問題の象徴」を見ます。
「この世の中にどれだけ男女の権力差があって、男性というカテゴリーによって性的な被害を受けている女性が多いのか、ということの象徴だと思うんですよね」
「女性スペースをどうにかして守らなきゃ」という感覚は、トランスジェンダー女性への排除感情から来るのではなく、社会に蔓延する性加害への根深い恐怖から来ている—そう、満島さんは指摘します。














