「混ぜてほしい。そこから知ってもらいたい」

では、冒頭の問いに戻りましょう。「無邪気に恋バナがしたい」—どうすれば、それができるのでしょうか。
「恋バナしようよ、気軽に」とてる子さんは言います。「逆に、みんながアクセスしたい人が多そうな話題のほうが、自分たちのこと伝えやすいなって思ったりしてるんですよ」。
むしろ、混ぜてほしい。そうてる子さんは語ります。
「混ぜてもらった中で、どんな生き方をしてるのか、例えばゲイの当事者がどんな生き方をしてるのかっていうことをどんどん知ってもらいたいな」。

ただし、言葉の選び方には意識が必要です。「彼氏・彼女」ではなく「パートナー」と言ってみること。「パートナーいますか?」と尋ねる前に、話してもいいか確認すること。あるいは、自分自身のことを語るときに「私は異性のパートナーがいるんだけど」と自分のセクシャリティを自然に示すことで、相手が話しやすい空気をつくることが考えられるのではと、満島さんは話します。
「そうなると、あ、この人はセクシャリティについてバランス感覚が取れているんだっていうふうな感じになるんじゃないかな」。
また、満島さんが大切にしていることがあります。アセクシャル(他者に性的な感情を抱かない)やアロマンティック(他者に恋愛的な感情を抱かない)という性のあり方をしている人も存在することを、恋バナの場でも意識することです。
「みんながみんな恋愛にときめくわけじゃないんだけど、私はこうときめいて、こないだ、こんなことがあったのっていうふうに、いろんなフォローアップをするとか、そういうことができれば楽しく恋バナをいくらでもできるんじゃないかな」。













