神戸市教育委員会は『いじめの隠ぺいはしていない』と主張

神戸市教育委員会・児童生徒課 吉井良英課長(今年4月)
 当時、何度も聞き取りをしていながら、神戸市教育委員会はなぜ『十分な調査ができなかった』と主張しているのか。今年4月、取材班は神戸市教育委員会の担当課長に話を聞いた。

 (神戸市教育委員会・児童生徒課 吉井良英課長)
 「当時は1回しか聞き取りができていないんですね。(Q被害児童から?)はい。(Q被害児童は連日のように学校の担任や校長に話をしていたと言っていたが?)連日?ちょっとそこのところは確認させてください」

 学校側が作成した資料を担当課長に提示すると次のように話した。

 (神戸市教育委員会・児童生徒課 吉井良英課長)
 「いじめの可能性は非常に高いというふうに思います。(Qいじめがあった事実を神戸市教育委員会は隠ぺいしているのではないか?)隠ぺいはしておりません。(いじめについては)第三者委員会で調査を行っていますので、基本的にはその調査を待つということになりますけれども、基本的には我々のスタンスは変わっておりません」

 今回のいじめ問題を巡っては、父親の訴えなどを受けて、いじめから15年が経った2020年に第三者委員会が設置されるなど異例の展開を辿っている。

 (2022年4月20日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特命取材班スクープ』より)