当時の音声記録…いじめを認めていた学校側が一変『操作されているかもしれない』

被害児童Aさんの父親と校長とのやり取り(2006年2月22日)
 Aさんの父親は当時、校長と面会した時の音声を録音していた。

 【いじめ発覚から17日後 2006年2月22日のやりとり】
 (校長)「廊下に引きずられて、何人かで」
 (父親)「足でみんなに踏まれているとか蹴られているような。けっこうアザはあったんですよ。お風呂一緒に入って『それどないしたんや?』って聞いたら、『こけた』とか」
 (校長)「本当にすごかったでしょ、いじめの回数とか。本当に私まとめながら涙が出てきました。許されへん」

 校長は調査した結果、「いじめはあった」と認めていた。
被害児童Aさんの父親と校長とのやり取り(2006年3月17日)
 しかし1か月後の3月17日。事態は一変する。

 【いじめ発覚から40日後 2006年3月17日のやりとり】
 (校長)「これ僕の口から聞いたって言わんとって。ここだけの話ね。ひょっとしたらね、操作されているかもしれん」
 (父親)「何を操作ですか?」
 (校長)「いじめがなかったってことに」
 (父親)「誰が操作しているんですか?」
 (校長)「わかりません。言いましたやん私、いじめがあったことを学校は認めていると」

 校長が突然『いじめはなかったことになる』と言い出したのだ。何者かにいじめを隠ぺいするよう指示されたのか。