今年からプロ野球・巨人での活躍が期待される高松商業の浅野翔吾選手です。高校通算68本のホームランを放った浅野選手、新たなプロ野球の舞台での飛躍を誓いました。
■「甲子園も日本代表も、全部忘れてプロで結果を」

(高松商業高校 浅野翔吾選手)
「今まで甲子園でも打って、日本代表に選ばれて、というのは『過去の結果』だと思うので、それは全部忘れてプロの世界で結果を残したら、それが最終的な結果だと思うので、プロでまたいい結果を残したいと思います」


身長は171センチと選手としては小柄ながらも、鍛えられた身体からの打撃が魅力です。巨人にドラフト1位で指名され、今年新たな一歩を踏み出す、高松商業の浅野翔吾選手です。3年間このグラウンドで汗を流し、去年は最高の結果をのこしました。

(浅野翔吾選手)
「苦しいことの方が多かったんですけど、目標であった『甲子園ベスト8』も達成できましたし、そこでも結果を出して、個人としては日本代表にも選ばれて、ドラフトにも指名していただけたので、去年はよかったかなと思います」
■忘れられない一本は「山田陽翔投手(近江高)から放ったホームラン」

高校時代、通算68本のホームランを放った、世代ナンバーワンスラッガーの浅野選手。その中で最も印象に残ったのは、昨年の夏、大会ナンバーワン投手から打った一振りでした。
(浅野翔吾選手)
「やっぱり近江戦のバックスクリーンへのホームランかなと思います。公式戦でバックスクリーンに打ったことなかったので。あれは山田陽翔投手から打ったというのにも価値がありますし、ああいった大舞台で打てたというのも価値があると思うので、まあ自分が出せる力は全て出せたのではないかなと」
■ドラフト指名後は「サインを一日200枚書きました」

甲子園での活躍もあり、ドラフトの目玉選手に。その行き先が日本中から注目される中、指名権を獲得したのは。

「浅野は巨人です。原監督が引き当てました。」
浅野翔吾選手は、ドラフト1位で巨人が指名。

(浅野翔吾選手)
「『結構、記者が来る』と聞いていたんですけど、あれほど来るとは思ってなかったので、びっくりしました」

「今までも『サイン下さい』とかはあったんですけど、終わってから昼休みに廊下に並んでいたりとか、教室にいろんな人がきてくれて『おめでとうございます』とか『サインが欲しいです』とか100枚以上は普通に1日に書くので、一日最高200枚は書いたと思います」

「多分、“浅野翔吾フルネーム”のサインだったらしんどかったんですけど、ちょっと簡単というかプロに使うサインにしたので、まあすぐ書けました」
11月には、新たなホームグラウンドとなる東京ドームでファンの前に立ち、巨人での活躍を誓いました。
(浅野翔吾選手)
「原監督と、たくさんのガッツポーズができるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。」