■ウクライナ軍スナイパー“死亡記事”に本人反論
先日、複数のロシアメディアが“朗報”としてこんな記事を配信しました。
ロシアメディア
“ウクライナの有名なスナイパー、オレナ・ビロゼルスカを殺害した”
ウクライナ軍のオレナ・ビロゼルスカ氏はクリミアが併合された2014年以降、ロシア側との戦いで戦果を挙げ続け勲章を3回受章したスナイパーです。

彼女が殺害されたとなればウクライナ軍にとって打撃になりますが、本人のSNSを見ると引き続き書き込みが。
ビロゼルスカ氏のSNS
「敵は女性の遺体を撮影し、ビロゼルスカだと主張しました。その女性は誰だかわかりませんが民間人のようです」
遺体は自分ではないと反論。彼女は生きているのでしょうか?記者がコンタクトを取ってみると…

記者
「返事がきましたね。『電話をください』と返事がきました」
(電話をかけると…)「かかりました」
ウクライナ軍 オレナ・ビロゼルスカ氏との電話
「私は生きているし、極めて健康です。安全なところにいます」
ケガもなく元気で、ロシア側の死亡記事はフェイクニュースだと話します。ジャーナリストからスナイパーへ転身し、今ではロシア側と戦うシンボルの1つとなっているビロゼルスカ氏ですが、数日以内にスナイパーとして戦場に立つといいます。
ビロゼルスカ氏との電話
「全面的な戦争が避けられないとわかった時ウクライナ軍に戻りました。数日後また前線に行くと思います」
こう話したビロゼルスカ氏ですが、SNSにはこんな本音も…
(ビロゼルスカ氏のSNS)
「本当に、私は平和な生活を送りたい。でも今のところそれはできません。まあ、戦争には怒りが必要です」