上がる悲鳴、広がる延焼 安否確認に奔走

火の手は街の象徴であった斜面の寺にも及びました。上がる悲鳴、広がる延焼の危機。加藤さんは自治会長らと連携し、夜通しで安否確認に奔走しました。

加藤貴彦警部補

加藤貴彦警部補:
「消防の方々が足をガクガク震わせながら必死に消火にあたっていたのを覚えています。当初は被害の全容が見えず不安でしたが、火元の方以外、全員が無事に避難していると確認できた時は、本当に安堵しました」

鎮火後も、加藤さんの警察官としての任務は続きました。本署や県警本部からの応援で24時間態勢を組み、現場周辺の警戒を継続。現在も定期的なパトロールを続けていて、火事場泥棒などの被害は報告されていません。加藤さんはその間、被災者に寄り添い、住民一人ひとりの不安な訴えに耳を傾けてきました。