3区で流れに乗る、流れを変えるチームは?
1、2区でビハインドを負ったチームは、3区で挽回しないと優勝が苦しくなる。逆に1、2区で好スタートを切ったチームが3区で快走すれば、優勝に大きく近づく。10000m自己記録では27分22秒31の田澤廉(25、トヨタ自動車)と、27分35秒05の篠原倖太朗、27分43秒11の田村友佑(27、黒崎播磨)が3区出場選手のトップ3。22年オレゴン&23年ブダペスト世界陸上10000m代表だった田澤が快走すれば、2年前と同じようにこの区間終了時にトヨタ自動車が大きくリードする。
ともに新人の旭化成・山本とHonda・吉田礼は、実業団駅伝での実績はまだない。見ている側からすれば不確定要素がある2人だが、2人が快走すれば旭化成は2連勝、Hondaは3年ぶりV奪回の可能性が出てくる。
対照的にGMOインターネットグループは鈴木塁人(28)、SUBARUは清水歓太(29)と、経験豊かな選手たちを起用してきた。鈴木は自身の陸上競技人生で最も状態が良いと言い、清水はマラソン練習をしている中で11月に10000mを27分47秒13で走った。GMOインターネットグループは前回順位を落とした区間。鈴木でトップに浮上すれば、そのままトップを走り続けるかもしれない。

















