全国初 「おひとりさま」の最期を自治体がサポート

そこで横須賀市は全国初の自治体独自の終活サポートを始めることにした。まず2015年に開始したのは、身寄りがなく、生活にゆとりのない一人暮らしの高齢者を対象にした終活支援事業だ。

利用者は市の協力葬儀社と生前契約をして約27万円(2025年度)を支払う。市は定期的な家庭訪問と、死後は火葬から納骨まで一括で寄り添うというシステムだ。

これにより、2024年度末までに169件の登録があり、うち84人を納骨まで見届け、10年間で1000万円以上の市税削減につながったという。

その後、2018年には「エンディングノートの保管場所」や「緊急連絡先」などを登録して、登録者が亡くなったり、意思表示ができなくなったりした場合、市が本人に代わって登録された情報を関係者に伝える取り組みも始めた。

横須賀市のこれらの取り組みは全国の自治体から注目を集め、日々多くの問い合わせが寄せられているという。