10月、日経平均株価が史上初めて5万円の大台を突破。

「(株式投資をしているので)ちょっと(嬉しい)」

「自分たちの生活が変わらないのでピンとこない」

11月には、鹿児島の最低賃金が初めて1000円の大台に。

(大学生)「3桁だったのが4桁になるのは大きい。親にあまり学費以外で負担をかけたくない」

一方で、企業の経営を圧迫するおそれや、いわゆる「年収の壁」を意識した働き控えなど、課題も残されています。

今年は県内へのクルーズ船の寄港数が過去最多を更新。鹿児島空港でもソウル線が毎日3往復の運航となり、インバウンドの追い風となりました。

3月には県内で15年ぶりの新しい駅、JR仙巌園駅が開業。インバウンド客の回遊性アップも期待されています。

しかし、11月以降、高市総理の台湾有事を巡る国会答弁をきっかけに、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけ。上海線は来年3月まで全便運休となりました。

鹿児島港本港区など懸案だった再開発に動きもあった今年。鹿児島経済は来年、干支の午のように駆け上がることができるのか?注目されます。