黒煙が空を覆い、炎も見える。「爆発するかもしれない」そんな状況の中、男性は室内に飛び込んだ。取り残された高齢男性を救い出すため。自身を奮い立たせた背景には、2011年に経験した津波、そして泣きつくす警察官の姿があった。

感謝状の贈呈式を取材して見えたのは、決死の救出劇だけでなく、ある警察官との14年越しの再会だった。